ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

02)トレーナーアドバイス

クラシックを聞こう

季節の変わり目は、体調を崩しやすいですね。誰にでも体調の悪いときはあります。「あれ、声を使いすぎたかな」、「高い音で無理したかな」、「ただ疲れているだけかな」、いろいろと考えます。そこで、無理は禁物です。思い切って休んだり、この機会にいろ…

声を出せる時間を大切に

マスクをつけて、人との直接的なコミュニケーションを減らす日々が続いています。この間、「声」という観点でいうと、ほとんどの人が衰えてしまう方向にあったのではないかと思います。「声」は、適切に使うことを続けていってこそ、成長し続けることができ…

理論と実地

トレーニングの過程では、実地経験で慣れていくことですが、それをわかりやすくする補助としての理論や現象の理解も同じく大事なことだと思います。「ヴォイストレーニング」というものは目に見えないものであり、生まれてから今までの生活の中で無意識に活…

才能とポテンシャル

レッスンを行っているなかで、皆さんが自分の目標としっかり向き合い、改善策に取り組んでくださった結果、生み出された作品が、とても素晴らしいものになっていくこと、そして、皆さんそれぞれ素晴らしい才能を持っていらっしゃるということをひしひしと感…

与えられた課題に集中する

人というのは、常日頃全く同じ状態でいられるというのは難しいものです。そのため、日によってコンディションというのは大なり小なり異なるものだと思います。日常的にトレーニングを続けているような人や、一週間のうちに何度も同じトレーナーのもとでレッ…

コンスタントなレッスン

初心者の人や、声を使う機会が減ってしまったような人は、コンスタントにレッスンを受けることが望ましいと思います。というのは、最初のうちは、何をどうしてよいのかがわからないし、自分の中で指標となるものが見えてこないと自己練習の取り組み方もわか…

声の衰え

マスク着用が基本となる生活が始まって、月日が経ちました。例年であれば、乾燥したりインフルエンザの流行り始める冬季や、花粉の飛散が多くなる春および秋の一時期にマスクの着用率が高くなりましたが、この期間は年中、しかも毎日マスクを着用していたと…

新型コロナウイルスが国内感染から日々が過ぎて

思えば新型コロナウイルスにずっとびくびくし、あっという間に過ぎ去った日々でした。当然のことながら、いろいろなことを考えざるを得ませんでした。 歌とは、声とは、文化とは何か。クラスターの発生源として初期から言われてきたのが、カラオケ、歌、でし…

声や音を考えすぎない

声が出しにくいと感じている人の多くに、どこかで声や音を考えすぎてしまって、体として不自由になってしまっていることが挙げられます。本人としては無自覚な部分があると思うので、なかなか気づきにくい部分ですが、例えば、「今のこの発声であっているの…

歌うこと

レッスン後の人の表情を見てみると、とても生き生きとしていたり、来たときよりも帰るときの方がにこやかな表情になっていることが多いと感じます。 自分自身の楽器をしっかり使って声を出そうとすると、結構なエネルギーが要求されます。また、これは体の一…

呼吸

日本人は他の国の人たちと比較すると、呼吸そのものが浅い人が多いように感じます。日本語は口をあまり開けずに喋れてしまう言語です。おとなしく会話をすることが美徳とされ、大きな声で会話をすることはやや嫌厭される傾向にあるので、必然的に呼吸も浅く…

観察する力をつける

トレーニングの過程では、実際にやってみることはとても大切なことです。観察することもとても大事なことのひとつです。自分で行っていることは、それまでの経験や知識に基づいた範囲ですから、必ずしも、現時点で必要な対処を行っているとは言い切れないか…

やめない

新しく物事を始めて、やればやるほど上達するのは、はじめの数年だけです。テクニックや楽譜の読み方などは、やればやるほどできるようになって、楽しいでしょう。歌える曲もどんどん増えてくると思います。 しかし始めて5年から10年のあいだに必ず大きなス…

他人と競い合う

大勢と何かをしようとする中で、少しでも自分が優位に立ちたいと思う人がいると思います。それは、受験や競技では必要なことだと思います。しかし、芸術でもその精神を貫くことがよいのかという質問を受けたなら、私は必ずしもこの考えに賛同はできないと思…

気にするところは音ではない

自分の出している声の状態が、よい状態なのかよくない状態なのか、多くの人は声の聞こえ方で判断すると思います。一言に声の聞こえ方と言っても、音程・響き・声質など、いろいろなことが考えられます。しかし、このように、自分の出している声を確認しなが…

声を育てる

声を磨いていくという作業は、日々のレッスンと練習が基本となるわけですが、それ以外にも重要となる取り組みがいくつかあります。 レッスンや練習では基礎力を向上させるための訓練を行います。自動車の教習で例えるなら、第一段階の教習所所内での実地訓練…

自分を知る

自分を知るのは難しいものです。あなたは、自分の得意、苦手、好き、嫌いを完全に把握しているでしょうか。まずこの4つのカテゴリーを知ることです。 日本人の多くは「嫌いだけど少し得意」というところで生きているのではないでしょうか。将来的に大成する…

まずは呼吸

声のトレーニングというのは目にみえるものでも、具体的な点数がでるものでもないので、とても曖昧なものです。指導者によって、前後、上下、高く、低く、などさまざまな言葉がとびかいます。呼吸、共鳴、支え、姿勢、響き、音域などもそうでしょう。 その中…

初期段階のレッスン

基本的には初期段階ではどれだけ集中してレッスンに来ることができるかが重要です。自主練習よりもレッスンです。やりかたや指導者の理論さえ分かれば自分でもやれると思うかもしれませんが、それはよほどの強運の持ち主かとてつもない才能があるかです。 あ…

努力とは

師から言われた言葉の中で忘れられないことばがいくつかあります。その一つが「お前はやりたいことばかりやってきて、苦手なことを克服してこなかっただろう。」というものです。これをきっかけに、改めて「努力」ということを考えています。 私は、師以外か…

準備のタイミング

声に関する改善点というと、声を出している最中の改善点をイメージすると思います。しかし、声を出しているときに起こるトラブルを防ぐためには、声を出しているときよりも、声を出す以前、つまり、準備の部分での改善が重要になってくる場合が多いのです。 …

意識する部分を変化させる

ヴォイストレーニングを受けている人、また受けようとしている人にとって、意識する部分というのは、「声」や「音程」という人は多いのではないかと思います。 ヴォイストレーニングは声を磨くことではあるのですが、時として、声や音に執着しすぎてしまうと…

声まね

「声の訓練」と思うと、どうしても自分が声を出す部分のアウトプットの部分にフォーカスが当たりやすくなるのですが、自分自身の耳を養うことも、声を磨くのと同じくらいとても重要なことです。世の中にはありとあらゆるジャンルの音楽があります。歌い手も…

耳を磨く

「声の訓練」と思うと、どうしても自分が声を出す部分のアウトプットの部分にフォーカスが当たりやすくなるのですが、自分自身の耳を養うことも、声を磨くのと同じくらいとても重要なことです。世の中にはありとあらゆるジャンルの音楽があります。歌い手も…

価値観の変化への対応

人間としては、見かたや聴きかたを覚えた人でない限り、パッと見たり聞いた感じでの華やかさを選択したくなるのが、通常だと思います。声に関してもこのことは言えると思います。とりあえず高音が出ればいい。力強く出ればいい。ですが、これが聞き手にとっ…

定期的な点検の重要性

「声」に関して「パフォーマー」として、自分のベストコンディションを長年にわたって維持し続けようと思うと、日々のメンテナンスを「おざなりにしないこと」が重要になってくると思います。今まで何の意識もなく使ってきた「声」というものを、「よりよく…

21世紀には

オペラも邦楽も21世紀になり生き残るのに青息吐息です。歌の番組はプロレスやボクシング、野球並みに低迷しています。スターが生まれなければ滅びる、ヒット、人気商品が出なくては、衰え潰れていくのです。 多くの人が長く愛するもの、それこそが基本のある…

声に戻る

私の持論はこれまでも述べてきました。(拙書「読むだけで…」に、ヴォーカルのリストあり) トレーナーとしては、プロとしてやれている歌手のよしあし、好き嫌いはどうでもよいのです。そうでない人が誰をどう見本や参考にして、何をどう学ぶかということで…

パワーなし

型を通じて型の上に出ていくのが達人、そういう達人の出たあと、型にはまって出られなくなると、型は、かつての天才を思い出させる装置として使われるようになっていきます。 「美空ひばりトリビュートアルバム」、トリビュートを出すことはよいことです。美…

わからないうちは、自分で考えない、自分で練習しない

レッスンと練習の両輪で回していくというのが、トレーニングの進め方としては重要な日課になっていくと思います。ですが、レッスンに通い始めたばかりの人や、トレーニングそのものに慣れていない人には、自分自身での練習をあまりおすすめしません。もちろ…