ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

02)トレーナーアドバイス

声まね

「声の訓練」と思うと、どうしても自分が声を出す部分のアウトプットの部分にフォーカスが当たりやすくなるのですが、自分自身の耳を養うことも、声を磨くのと同じくらいとても重要なことです。世の中にはありとあらゆるジャンルの音楽があります。歌い手も…

耳を磨く

「声の訓練」と思うと、どうしても自分が声を出す部分のアウトプットの部分にフォーカスが当たりやすくなるのですが、自分自身の耳を養うことも、声を磨くのと同じくらいとても重要なことです。世の中にはありとあらゆるジャンルの音楽があります。歌い手も…

価値観の変化への対応

人間としては、見かたや聴きかたを覚えた人でない限り、パッと見たり聞いた感じでの華やかさを選択したくなるのが、通常だと思います。声に関してもこのことは言えると思います。とりあえず高音が出ればいい。力強く出ればいい。ですが、これが聞き手にとっ…

定期的な点検の重要性

「声」に関して「パフォーマー」として、自分のベストコンディションを長年にわたって維持し続けようと思うと、日々のメンテナンスを「おざなりにしないこと」が重要になってくると思います。今まで何の意識もなく使ってきた「声」というものを、「よりよく…

21世紀には

オペラも邦楽も21世紀になり生き残るのに青息吐息です。歌の番組はプロレスやボクシング、野球並みに低迷しています。スターが生まれなければ滅びる、ヒット、人気商品が出なくては、衰え潰れていくのです。 多くの人が長く愛するもの、それこそが基本のある…

声に戻る

私の持論はこれまでも述べてきました。(拙書「読むだけで…」に、ヴォーカルのリストあり) トレーナーとしては、プロとしてやれている歌手のよしあし、好き嫌いはどうでもよいのです。そうでない人が誰をどう見本や参考にして、何をどう学ぶかということで…

パワーなし

型を通じて型の上に出ていくのが達人、そういう達人の出たあと、型にはまって出られなくなると、型は、かつての天才を思い出させる装置として使われるようになっていきます。 「美空ひばりトリビュートアルバム」、トリビュートを出すことはよいことです。美…

わからないうちは、自分で考えない、自分で練習しない

レッスンと練習の両輪で回していくというのが、トレーニングの進め方としては重要な日課になっていくと思います。ですが、レッスンに通い始めたばかりの人や、トレーニングそのものに慣れていない人には、自分自身での練習をあまりおすすめしません。もちろ…

自分自身と向き合おう

レッスンでも練習でも、行っていくなかで気になることというのはいろいろあると思います。ですが、「何を気にするのか」「何を気にしないのか」「どのように対処していくのがよいのか」というのは、そのときどきでいろいろ変わってくるとは思いますが、とて…

目に見えない幸せ

皆さん、大きな声で笑ったりすること、本当に減りませんか。大きな声で歌ったり、笑ったりしたときの何とも言えない身体の解放感を味わった感覚さえ思い出すのが難しくなっていませんか。 私は、歌うことはもちろん、大きな声で笑うことさえ、気をつけて半年…

変わり続けること

ヴォイトレについて、日本には、世界に冠たる重鎮はまだいないといません。トレーナーが優秀というのは、世界に冠たるアーティストが出たときに裏付けられるでしょう。声もトレーナーも歌い手も役者も、実力としては発展途上国レベルから後進国レベルへ後退…

伸びない理由

一流のアーティストは、作家でもないのに、皆、すぐれたことばや文章を残しています。まさに、世界観、思想です。ことばには価値判断を迫る力があります。本人がよしあしの吟味を厳しくし続けてきたときに働いたのでしょう。まして、アーティストに、厳しい…

スランプ、そして新型コロナ

今の世界は、どうみてもあまり経験することのない混乱期にあります。 アーティストという立場から考えてみましょう。常識を疑い、新たな価値を提示するのがアーティストです。ですから、今はどう見てもチャンス。じっと耐えて、生き残り、チャンスを待てば、…

マスクの着用期間が長くなると…

新型コロナウィルスが世間を騒がせ始めて早くも1年が経ちました。この期間、家庭内は別として、外出先や仕事中など、私たちはマスクの装着を欠かさずに今日まで過ごしてきました。花粉症の人は、シーズンになると2~3か月欠かせなくなるというのは、今までも…

続けなければ維持はできない

「声を磨く」という分野は、スポーツなどの分野と共通している部分があると思います。レッスンのなかでは一時的に改善されることがあったとしても、それを定着させること、そして維持し続けるということは、簡単なものではありません。あたりまえに動けるよ…

できるだけ声を出そう

緊急事態宣言で、皆さん苦労されているようで、平時に比べて声を使う機会が極端に減ったという人がとても目立ちます。そして、衰えてしまっているのではないかと不安に思っている人も多いようです。 声というのは、使い過ぎても使わな過ぎてもよくないものだ…

正しいレッスン

いつも正しいレッスンをしようと心がけていますが、正しいレッスンとはいったい何でしょうか。世界的な歌手の先生は必ずしも名教師ばかりではなく、ほとんど独学で世界的な実力をつけた人も多く、何とも言えません。発声法も人によってそれぞれであり、でき…

メニュという型

メニュとは、一つの型ですから、繰り返して、何かを身につけていくために使います。そこには元より説明できるものは、さほどありません。ノウハウとしてのメニュをたくさん集めても仕方ないでしょう。一つの型を材料としてどれだけ使えるか、そのために判断…

芸事の習い方

芸事は人から習う必要があります。なぜその必要があるのか、学校教育との対比から考えてみましょう。 確かに学校教育も人から習いますね。「教師」という職業の人たちがいて、教えることを職業にしています。しかしAIやインターネットの普及とともに教師の仕…

自分の扱い方を知る

ヴォイストレーニングは自分自身という楽器を作ることと、演奏のテクニックを身に着けることの両方が必要となる分野だと思います。他の楽器であれば、一部オーダーメイドのものもありますが、ほとんどの場合は楽器屋さんへ行けば、おおよそ完成されたものが…

自分のやるべきことを整理して考える

トレーニングの過程では、メニュの中で、どうしても両立が難しい部分というのが出てくると思います。それを両立させなくては、その先の課題へ進めないという場合もあります。このような場合、トレーニングを行っている側からすれば、どうすればいいのかパニ…

声と省エネ

日本人の声というのは、欧米人と比較すると、どうしても貧弱に聞こえてしまうと思います。それは、大げさなものを嫌う傾向にあったり、「察する文化」、「もてなす文化」などの文化的なものが影響していると思います。 日本語そのものが口を開かなくても(口…

自分のやるべきことを整理して考える

トレーニングの過程では、メニュの中で、どうしても両立が難しい部分というのが出てくると思います。それを両立させなくては、その先の課題へ進めないという場合もあります。このような場合、トレーニングを行っている側からすれば、どうすればいいのかパニ…

地道な声づくり

若いので声はよく出るが、技術が追いついておらず高い音に苦労していました。本番もあるので、風邪をひこうが体調が悪かろうが歌わなければなりませんでした。まだ若いため、歌のための体が築かれておらず、そんな矢先、技術の足りなさ、筋肉不足に風邪が加…

文化の違い 

声楽という分野を勉強するうえでイタリア語を歌ったことがない人はほぼいないと思います。イタリアの古い歌から勉強することが多いのですが、なぜ母国語や世界で多く使われる英語ではなくイタリア語なのでしょう。ここはレガート唱法、母音、母音数など見解…

全ては世のため人のため

若いころは自分のことで精一杯です。あれも勉強したい、これを習いたい、このトレーニングがしたい、あれに挑戦したい。それは素晴らしいことです。ある程度年を重ねると自然に、自分が学んできたこと、師から教えて頂いたことを何とか次の世代へ伝えられな…

スランプ

2通りの方がいます。全然できていないのにできていると思っているタイプと、割とできているのにできていないと思っているタイプです。現代では、世の中でも(そして芸事でも)、前者の方がずっとうまくいくようです。後者はスランプを感じやすいようです。し…

音楽とともに

長らく自粛の日々が続き、平時に比べて、特別何かをしたわけでもないのにストレスを感じているような方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。人々の行動が制限され、コミュニケーションが遠のくこと、その結果、声そのものを使う機会が減ったこ…

しっかり声を使う機会をつくる

「声を出したいのに思うように出せない」という悩みを持たれる人は、レッスンに通う人の話を聞いていたり、発声の本をよく読んでいたりしている人が多いと改めて思います。発声というのは、やはり体を使うのでスポーツに似ていると思います。声はある程度出…

新型コロナショックに思う

今回の新型コロナウイルスの問題は各方面に深刻な影響を与えると言われています。第二次大戦の荒廃を上回るという予想もあるそうです。私たちが、歌の力、声の力でできることは何かを考えて見ましょう。そのため、第二次大戦後の出来事をおさらいしましょう…