ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

場面設定を考える

読み物の練習をしていて、「何かわからないけれど、しっくりこない」や、「読み方が一辺倒で、聞いていて面白くない」などと感じる人はいらっしゃらないでしょうか。自分では一生懸命やっているつもりなのに、どこかがうまくいかない。そう感じる人もきっといらっしゃると思います。そのような人へのアドヴァイスとしては、読んでいるものが「どのような場面であるのか」ということを考えてみてください。
「いつ・何が(誰が)・どうして・どうなって」など、細かく設定することで、読んでいる内容に具体性が生まれます。そして、セリフの部分があったとしたら、「どのような気持ちでそのセリフを言っているのか」ということを考えることで、気持ちの変化が見えやすくなります。
大事なのは、どのような場面で、どのようなやり取りがあって、どのように感じて、そのセリフを発しているのか。ということを、書いてある内容から導き出し、整理することだと思います。それを表現するように読んでいけると、生き生きとしたものになっていくと思います。(♭Я)