ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

指導者側とプレイヤー側の両面で考える

教えることの難しさが理解できる指導者ならば、たくさんの人数のレッスンをおこなうことはおそらく避けると思います。多くの人の声を聴き続けるということは歌っていなくても自分の喉へのダメージが大きいからです。一日稽古場で歌っているよりも10人以上レッスンするほうが翌日の喉へのダメージは大きいです。
しかし、指導者としてのスキルをあげるためには数をこなさないとダメだと思っています。色んな声、いろんな発声の状態、いろんな性格の人々と接して実際にいろんな症状、発声、メンタルの人たちと向き合わないと指導者としては成長はないと思っています。
質を問うこともできますが、数がものをいうこともあります。病院の医者でも、物凄い論文を書く医者よりも、数多くの症例をみてきた医者のほうが信頼できることも多いと考えているのでいろんな人々と接するというのは我々の大きな武器です。
数をこなしながら、喉にダメージを負いながらも教える仕事に従事してくるとだんだんバランスが取れ始めます。ダメージをカヴァーできる発声力も当然必要ですが、いい意味でも生徒との接し方、力の抜き方も感覚としてわかってきます。(♭Σ)