ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

喉スプレーの注意点

風邪などで、喉が炎症をおこしているときに、昔は、うがい薬でうがいをするか、処方される薬用トローチを舐めるぐらいしか、簡単にできる対処法はなかったのですが、今はほとんどの人が、喉スプレーの存在は、知っているようです。それでも、実際に風邪のときの対処法として、使用しているかどうかうかがってみると、3割くらいの人しか利用はしていないようです。私のまわりでは、声楽家が多いこともあり、特に男声は、多くの友人が使用しています。イソジンのうがい薬に比べて、いつでもどこでも手軽に喉をケアできることと、ピンポイントで、喉に薬を噴射できることがメリットです。また、うがい薬と違って、そのまま呑み込んでしまうことが多いので、清涼感とほのかな甘みがプラスされているようで、呑み込むときにさらに少し喉の奥まで効くような気分になります。ただし、中身は、イソジンのうがい薬と同じポピドンヨードのものが多いので、殺菌効果が高く、風邪以外のときの連続使用は要注意です。また、勢いよく噴射されるので、ピンポイントで喉の奥の患部をねらおうとし過ぎて、誤って気管に入ってしまうと、ひどく苦しい思いをするので、気をつけましょう。(♭Ξ)