ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

声の低さは今は個性

音楽大学といえば私の時代はクラシック、時々ジャズコースなどもありましたが、今の時代はクラシック、ジャズ、ポップス、ミュージカル、邦楽、声優などのコースも一つの音楽大学に入る時代になってきました。
選択肢が増えてきたことはとてもいいことですし、各ジャンルのコラボレーションも増えてきたのである意味で共存共栄の時代がきているとも言えます。
しかし全体的な傾向としているのはどのジャンルでも声自体は小さくなってきています。声楽の世界も技術のある歌手はとても増えましたが声が小さい人が多いです。
昔はハイCが出ればお金がでるなんて時代もありますが、女性も男性もソプラノ、テノールならばほとんどの人がでます。逆にハイCが出ない人はソプラノ、テノールではないという時代です。
ポップスの世界も今の男性歌手は皆声が高いです。
これが個性といってしまえばそれまでですが、皆声が高いのでかえって声が低い人のほうが個性的になってきました。以前、「いい声芸人」という枠の番組を観ましたが基本的に声が低いひと、大きい人がいい声といわれています。以前はこれが基本だったのですが少なくなってきたからこそ、目だってきたともとれます。
高音も低音もトレーニングは両方必要です。(♭Σ)