ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

鼻濁音について

あるSNSにあった投稿です。
確か、ニュースのサイトから誰かがシェアしたものだったと思います。
「日本語から鼻濁音が消える!?」
見出しにはそう書いてありました。
記事を読んでみると、最近の若い人は鼻濁音ができない。nga,ngi ngu nge ngoといわせようとしても、nnya,nnyi ・・・と言うようになってしまう、とありました。
そしてその投稿に対して、何人もの声楽の先生方が、「私の生徒もそう」とコメントを寄せていました。
『「na」の時と舌の位置が違う。「na」は舌の位置が上あごの手前の方について離れるけれど、「ga」は舌の奥が一瞬軟口蓋についてすぐ離れるんだ』と説明しても、筋肉が育っていないのか、その意味が理解できないのか、何度やっても発音できないのです。
思い返してみて、私達は学校で鼻濁音を習ったのでしょうか?
あまり記憶がありませんが、物心ついたときから私は自然と身についていました。合唱団に所属していたのでできるようになったこともあるでしょう。けれど、今から数十年前に子供だった人たちはできる人が多いのです。私達の親の世代はもっとできる人が多いかもしれません。
鼻音化すると、言葉がとてもなめらかで、優しい感じに聞こえます。
テレビやラジオのアナウンサーは、当然鼻音化していますので、とても耳に心地よく聞こえるのですね。
言葉は生きているといいます。時代とともに変化していくのは仕方ありません。日々新しい言葉が生まれ、使われるようになり、いつしかそれが定着する。「ラ」抜き言葉もそうですね。最近では辞書にも載るようになりました。
また、おかしな文法で話したり、ということもよくあります。
ですが、このまま美しい日本語が退化し(いや、この場合「進化」というのでしょうか?)、鼻濁音が全て濁音化してしまうのはとても悲しいものです。ぜひ正しい日本語の発音と文法ができるようになってほしいと願います。(♯Å)

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