ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

神奈川県平塚市真田天徳寺 与一堂建立イベント

神奈川県平塚市真田天徳寺 与一堂建立イベント(9月20日(土))
平安時代末期、源頼朝に従って平家討伐に当たった武将の一人、与一といっても、屋島の扇の的で名高い那須与一ではない。
それより前、頼朝旗揚げの初戦石橋山の戦いで先陣を務めるも、25歳の若さで討ち死を遂げた真田与一義忠である。
この度、真田与一の菩提寺天徳寺に、与一を祀る「与一堂」が完成し、記念イベントとして、同じく与一を祀る真田神社の祭りの日に合わせ、石橋山の戦いに参戦した武将に扮装した武者行列に参加した。
自分が担当したのは、土屋弥次郎忠光の役。与一とともに19歳の若さで討ち死にした武将である。
15時前に天徳寺境内の与一堂前で出陣式を始めた。開会の辞の後、河野太郎国会議員による来賓の挨拶を経て、武将の名乗りがあり、各々決められたせりふを大音声に叫ぶ。配られた扇子がせりふの台本代わりになっていたが、ぶっつけ本番はやはり緊張する。しかも、せりふの審査が行われるというのだから尚更だ。(審査結果はまだ伝わってこないのでわからないが)
その後には、石橋山敗戦にちなんだ日本舞踊「焼亡の舞」(じょうもうのまい)が披露された。
その後、鬨の声を上げつつ町内を練り歩き、地元住民の生活を支えているショッピングセンター「ヨークマート北金目店」に一行は到着する。
同じように、武将の名乗り、舞踊が披露される。ここではせりふの審査はなく、緊張もなかった。
その後、いよいよヨークマート1階食料品売り場に入ってゆき、鬨の声を上げつつ練り歩く。店員さんたちもお客さんたちも驚きと歓喜スマホや携帯のカメラを向けてきた。外へ出たらそのまま天徳寺に戻り、イベントは終了した。
今回のイベントを始め、真田与一にちなんだイベントの中核として活躍していらっしゃるのが、地元の団体「真田与一の会」の方々である。
この会の事務局を勤める陶山豊彦さんは、与一とともに57歳で討ち死にした側近、陶山文三家安の末裔に当たる方で、郷土史を次世代に伝えてゆきたいという情熱に燃え、親族や他の武将の子孫の方々とともに活動を続けていらっしゃる。
我々の手作り甲冑教室はこの方々をサポートするために参加させていただいているが、是非志を共有し、受け継いでゆきたいものである。 (YD)