ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

テノールの受難

テノールという声種、職業は他の歌手よりも圧倒的に技術的、精神的にタフさを要求されます。一昔前はハイCなんて音は特別な歌手だけがだしていましたが、現在はほとんどのテノールはハイCがでます。出て当たり前の時代になってきました。しかも昨今の読み替え、現代演出によりこれまでよりも演技は複雑化し芝居にかける労力もふえてきました。その中で高音を求められるのですからテノールというのは本当に大変です。
他の歌手と同じだけの芝居をしながら尚且つ高音を決めなければいけない。しかもテノールのアリアというのは有名どころが多いですから失敗すれば大変なことになります。海外、特にスカラ座のような劇場だとブーイングの嵐になると思います。世界中で慢性的なテノール不足と言われていますがこのプレッシャーに耐えうるだけの技術と精神力をもつ人間というのは少なくて当たり前だと思います。(♭Σ)

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