ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

レッスン便り

私の生徒さんは真面目な方が多く、熱心にレッスンを受けてくださいます。ただ時々あまりにも真面目な部分が強すぎてしまい、一生懸命、頭であれこれ考えすぎるせいか、身体や声に力が入ってしまい、出てくる声にも反映され、「伸びやかな声で歌ったらよい声なのになぁ・・・」と思う生徒さんが何人もいらっしゃいます。
先日の女性の生徒さんのレッスンでのことです。一生懸命頭で考えながら歌われていたので、難しい顔つきになり、歌っているのは優しくきれいな情景の曲なのに、固いイメージの曲のようでした。
そこできれいな花やかわいい子犬や子猫とか赤ちゃんにやさしく語りかけるつもりで歌ってみてくださいとアドバイスしたところ、とてもやさしい表情で素敵に歌われ、歌のイメージもよく表現されていました。                        
『音楽は音を楽しむもの、「音我苦」にならないように』と学生の頃、言われたことがあります。皆さんにも楽しく歌を歌っていただきたいなと日々、願っています。(♯μ)