ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

今日のトレーナーのメッセージ

子音も母音も息を流して歌うといいと思いました。日本語の感覚で英語を歌うと、縦の刻みのリズムに合わせて音を発音してしまいがちですが、ビートを縦に感じず、横に流してsayのセという一語も30センチ、3秒くらい使うくらいの感覚でながれる意識で歌うと歌いやすくなると思いました。(♯β)

今日のトレーナーのメッセージ

与えられた箱の中に歌を並べていくのではなくて、自然な歌詞の流れ、自分の息で歌っていってください。言葉の塊(フレーズ)が自然にいくようになったら、今度はフレーズとフレーズの関係を作ります。たいていは盛り上がっていきます。お風呂で息を吐いて吸う練習をしてみてください。(♭∴)

複数のトレーナー

複数のトレーナーに習ってヴォイストレーニングを進める、ということを少し疑問に感じる人もいるかもしれません。しかし、声楽の場合には、これは、とても恵まれたことなのです。私は、実際に、6人の先生方に師事しました。一番多いときで、3人の先生に同時期にレッスンを受けましたが、どの先生も、違うアドバイスをされました。その違うアドバイスのおかげで、たくさんの視点を持つことができ、前進の糸口を、多く見つけることができました。それでも、5人の先生方は、始めの先生のつながりで紹介されたり、新進気鋭のお弟子さんにレッスンを受けさせられたりと、どの先生も了解の上でのレッスンで、自分の意志で教えを請うたのは、最後の先生だけです。
業界的に力のある人で(ご自身の声楽の実力ではなく)一切、他の先生のレッスンを受けることを禁じているケースは、よく耳にする話です。そうなると、何十人もいる人の中で、実際に実力を伸ばしていく人は、ほんの一握りです。他は道半ばで行き詰まり、同じ場所をぐるぐると回り続けるだけで、上には登れなくなります。そんな先生に限って、業界的な力を利用して、未熟な人をデビューさせることはよくあります。運がよくない限り、すぐに沈んでしまうものです。(♭Ξ)

宮内庁式部職楽部演奏会

宮内庁式部職楽師たちによる雅楽演奏会を聞いてきました。雅楽の演奏会自体は初めての経験で、寝てしまったらどうしようという心配があったのですが、全く飽きることなく最後まで引き付けられっぱなしでした。
最初に、音合わせのための短い曲が演奏されます。西洋のオーケストラでしたら、まずオーボエが「ラ」の音をだして、それに合わせてそれぞれの楽器が自由に音をだして、複雑な音響を生み出します。しかし、雅楽の場合は「音取(ねとり)」という短い曲で、音合わせをしつつ、最初に演奏会の雰囲気を作り出しています。このような様相はアジア音楽ではよくあることのようで、以前インドのシタールの演奏を聞いた時も瞑想を促すような曲を弾きながら音合わせをしていました。
楽器は、篳篥(ひりちき)というオーボエのようなダブルリードの楽器、笙(しょう)という竹の筒をいくつも合わせた原理はパイプオルガンと全く同じの手の平サイズの楽器の管楽器群。琵琶、箏の絃楽器、打楽器からなります。
演奏会は三日に渡って行われ、初日には天皇陛下、最終日には皇太子殿下がいらっしゃいました。テンポはとてもゆっくりで、日頃のいかにせかせかした暮らしをしているかを省みさせられます。旋律をたどっていけば音階も推測でき、フレーズも感じられるようになっていきます。篳篥の醸し出す音程が、今の平均律に慣れ親しんだ私の耳には、微妙に低く感じたりもします。
私たちにとって一番身近な雅楽といえば、「君が代」かと思います。現代の音楽であれば、長調なら主音で終わるのが普通です。たとえばハ長調Cmajorなら、ドで終わる。しかし、「君が代」はレで終わります。雅楽の音階で作られているからなのです。(♯β)

今日のトレーナーのメッセージ

ウの母音は日本語と外国語で最も違う母音といっていいと思います。日本語にはない深さなので新しい母音とおもってトレーニングしましょう。深いウ母音は発声全体のクオリティを上げる効果があるのでウ母音を訓練することで発声の基礎力があがります。(♭Σ)

今日のトレーナーのメッセージ

おへその指2本分下(丹田)にスイッチがあると思って、声を出している間はスイッチ押しっぱなしにしてみて下さい。
歌の前に歌詞を朗読してみるのはいい練習になります。案外、簡単そうでうまく読めないものです。語頭をねっちりと強調すると読みやすくなります。(♯∂)

今日のトレーナーのメッセージ

発声での音域を低めにしたのですが声がよく安定しており、その後の朗読でも安定感が持続されていました。朗読は、今まで聴いた中で一番声が前に出ていたと思います。(♯α)

代々木駅東口の飲食店

研究所に一番近い改札が代々木駅東口ですが、「ほぼ新宿のれん街」ができてから、次々と飲食店がたち、数年ぶりに来訪される方に驚かれています。

タピオカティーの「印茶」が先日オープンしました。その店と同じ並びに焼肉「ここから」がまもなくオープンになります。

今日のトレーナーのメッセージ

合う曲だと思うので楽しんで歌ってみてください。
最後のフェイクのところは、最終的には自由に音を選んで大丈夫ですが、
まずは譜面の通りに歌って自分の中に引き出しを作っていきましょう。(♯ё)