ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

今日のトレーナーのメッセージ

まずはリップロールと同じ口や喉の形のまま音を出すことで、声のポジションを安定させてから、頭蓋骨の中を広げるようにして声を出していただきました。とても声が安定して、力みなどもなく、きれいに出せていたと思います。自主練を増やして、ご自身でもできるように頑張ってみてください。(♯β)

オクタビスト

オクタビストという言葉を聞いたことがあるでしょうか。普通の低い声が出る男性の、さらに1オクターブ下の低い音が出せる男性歌手です。おもに、ロシアの典礼音楽などに出てくる声のパートです。有名なところでは、ラフマニノフ作曲の「晩。(ばんとう)」という聖歌があります。このオクタビストは、ロシアでも希少だといわれる声ですが、日本にも少なくとも二人、いらっしゃいます。二人とも、声楽家ですが、残念なことにオペラは歌えないのです。なぜなら、オペラに出てくる一番声の低いバス歌手の曲が、音が高すぎて歌えないからなのです。そんなオクタビストですが、その声の希少さから、ミュージカルやディズニーのアニメーションなど、声の活躍の場は、普通のオペラ歌手よりも、むしろ多いようです。(♭Ξ)

歌のレッスンの感想

1.歌うのはビールの上澄み部分で。以前も言ってもらい、その時はなんのことかよくわからなかったが、今日はなんとなくわかる。
2.コンコーネの21は音が取れてきた。イメージを利用して歌う。軽く歌うのとテンションを下げるのは違う。
3.コンコーネの22も見てくること。(KR)

声が出しにくい時は

風邪をひいたり、喉に状態としては至って普通なのに、声が出しにくく感じるときに起こっている現象で多く感じることは、口の開き方が狭くなっていっていることと、それを本人が自覚できていない場合だと思います。また、言葉によって口の形が変わり過ぎる場合も、出しにくいことに繋がります。このような場合、レッスンで指摘されると思いますので、練習の時に鏡を見ながら現状を認識するところから始めてみるのが、後々役に立つと思います。
自分がやろうとしていることと、実際に自分がやっている行動は必ずしも一致しません。改善していくために、最短の経路で進むためには、鏡を見て、歌っているときに自分がどういう状態になっているのかということを、客観的な目線で見ることが大事だと思います。最初は開く(顎を下げる)ということが辛いかもしれませんが、数を重ねることで徐々に慣れてくると思います。客観的な視線と繰り返しの努力で、口が閉じてしまう現象を改善していきましょう。(♭Я) 

声のレッスンの感想

1.音つけての発声
うの口でおの発声 声の浮きを防ぐトレーニン
普段使わないような口の開きでの発声
2.貧乏神
とにかく、口の開きを横でなく縦方向へもっていく
かつ 呼吸、吸っているきからの表現、セリフを言っている時の表現。

口の形と発声 声の浮きを抑え、せりふの表現の幅を広げていく。
何度も試しにやってみることが必要だと思った。鏡で口の確認も必要。(MT)

レッスンの効果

その音を綺麗に出そうと思ってばかりいましたが、押さえつけていたことがわかりました。息の流れに乗って詞を歌うことが、少しわかってきて歌いやすくなっています。音楽が止まらないことを大切にしようと思います。